第11話
第11話
Q:まだまだお店は増やしますか?
A:わかりません
今はまず労働時間の改善です!
ここは1年がかりで取り組みますが、改善したいのです!
もう少しお待ちを。
夏~秋あたりにはかかります!
新井さんが言ってた、やりたい8個のうちの1つです。
他所で働いて馬場ちゃんやもとき・豊田や軒君からしたら、月8休みで今の労働時間なら
優しいとは思いますが、もう少し改善したいと思います。
飲食業の永遠のテーマです。
カワードもそこまで特別な会社ではありません!
僕たちに出来る限界もあります!
時間もかかると思います!
でも、すぐに結果は出なくてもこのテーマには向かっていきます!!
そして、MTGしたり、試作したり、自分の時間に使ったり、
何より、普段の営業時間をもっと良い物に出来そうな気がします!!
人件費は30%です。
なので、利益の多い店舗を増やすとどんどん環境は改善されていきます。
そのためにも後少しの出店はします。
ただ僕はこうも考えています。
① 大切なのは店舗数でなく利益
② 新井さんの限界以上の出店はしない
③ 全店舗黒字である事
この範囲で行動します。
そして30%はみんなに還元していきます。
では本編
さて、【とってもこってりしたメンバー】で神戸店のOPENです!!
たぶん、この時の神戸店のメンバーで働けた人は、おそらく今後も
誰とでも働けるのではないのか?と思います。笑
先ずは何と言ってもこれでしょう!!
【100円ビール!!】
実はUNOでもオープン時にやりました。
そして、そこまで来なかったんですよ!
16:45
スタッフ『新井さん、外にいるのお客さんですかね?』
新井『おお!忙しくなりそうやね!やったるで~~~!!』
16:50
スタッフ『新井さん、結構増えてきましたよ!』
新井『まじか!俺1人でキッチンやるから2人は最初ホールやっといて!』
16:55
スタッフ『新井さん、行列出来てますよ!』
新井『だ、だれか早く来れる子いいひんかな??』
16:59
スタッフ『・・・・・・・・』
新井『とりあえず、ドア空いた瞬間ビール入れて行こう・・・』
OPENと同時にお客さんがなだれ込みます。
5分後には満席!
2人でホール。
1人でドリンカー
キッチンは0人
新井『やっとドリンク出し切った!たまりにたまった伝票を整理して・・・』
スタッフ『新井さん!追加ドリンクが止まりません!!』
こんな感じで、満席のお客さんの2杯目ドリンクを出し切って、
やっと新井さんがキッチンに。
まだホール1名、ドリンカー1名
営業中に包丁何て持つ暇もありません。
盛って良いのはポテサラを盛るスプーンのみ!
スプーンを持ったまま、ホールに出ます!
今自分が持っているのが、ボールペンなのか?ポテサラを盛るスプーンなのか?
それすらもわかりません(><)
洗い物は
シンクが溢れるというより、お皿がそびえたつ感じ。
右手も左手もジョッキを持ってる状態で、注文され続けます。
てへぺろ。
OPEN直後の地に足がついてないフワフワした状態で、来客数98名!!
昇天!!
2日目も100円ビール!!
もちろん昇天!!
さて、この初の居酒屋!
しかも神戸駅!
そして立ち飲み!!
知らない魔境の地に踏み込んだ新井さん。
今ではじげんやサンキタでやっている、1グラム単位の原価計算も、
ここから始まります!
出る数が今までと圧倒的に違います!
文字通り桁違いです!!
原価を見誤るとエライこっちゃです!!
そして、お造りのポーション、1人前の数、売値・・・
全てに超神経質になります!
実は神戸店はOPENして1か月でメニューが4回変わりました。
出してはお客さんの反応見て、
お会計してみては客単価を見て、
あかん!
まだ高い!!
この注文数でこの単価はあかんな。
よし!これはそのままで行こう!!
いや、ここは原価が低くてもOK!!
みたいな感じで、出しては変えて、
少ない、高い、多い、安い、原価かかりすぎ、など出す料理だす料理に、
お客さんの反応、会計時で判断の連続の日々。
1名様が多いお店です!
これは1名様で食べられるポーションにせんとあかん・・・
これはさすがに2名様でもシェアする様に・・・
何度も何度もメニュー変更!
試行錯誤を繰り返す日々。
伝票置くところ
お箸、醤油、取り皿・・・等のオペレーション。
スタッフの立ち位置・・・
どんどん猛スピードで改善。
アルバイトへのLINEもメッセージだけでなく写真で更新する日々。
たまに絵で書いて送ったりします。
4回目のメニュー変更。
本当に、書いてもらったスタッフに申し訳ない。
頼みにくいけど、お店の人生かかってるので、低姿勢でお願いします。
そして・・・
ドントットット・・・
ドントットット・・・
新井さん、この魔境の地で何かを掴みます!!
何かが何かは伝えにくいのですが、
一言でいうと、
(伝えてるやん!)
俺は今までここまでお客さんの事を考えて、本気で料理に向き合ったかな?
料理?いや、メニューと言うべきかな?
ホンマにこのサイズで良いのか?
ホンマにこの売値で良いのか?
誰がどの様にこの料理を頼むのか?
このあしらいは本当に必要か?
むちゃくちゃ成長させてくれました!
せいじに神戸店の店長を託す時僕は
『せいじ、価値観変わるかもしれへんで!』と言いました。
それは、立ち飲みだからとか、居酒屋だからとか、神戸駅だからとかでなく。
全部がド直球勝負のお店です。
気に行ってくれれば週に3回来る人もいます。
ホンマにメニューを作るのが、これほど考えさせられたお店はありませんでした。
10円でも売値はあげたい!
でも、お客さんに喜んでもらう金額設定は・・・
板挟みの値決めの日々。
そして、この値決めを僕は極力、全スタッフに参加してもらってます。
入ったばかりの社員でも新井さんは
『みっきー、これいくら?』
『うっちー、これいくら?』
1つは、他人の意見を聞く。1人よがりで決めない
2つめは、みんなに今のうちに商売や経営の練習に。
一変、接客はむちゃくちゃ楽しい!!
商いは飽きない。
飽きてる暇なんてありません!!
結果は、みなさんご存知の通り、、、
大成功!!
12月31日。
目の前には『湊川神社!!』
新井『もえか、たぶんむちゃくちゃ忙しくなるから16:00にお店開けて、
大変な1日になるけど、がんばろうな!22時にはあげるから!!』
もえかは19時に帰りました。。。
そして、、、
3か月後の3月には、、、
まさかの全店1位の売り上げに!!
やったばーーーーーーーーーーーい!!!!!
全店舗でこまじろの様にならんかな??
そんな思いでOPENしたZutto2店舗。
怒涛の10か月の戦いの半分が終わります。
ここから
こまじろ・垂水・神戸のアツいデットヒートが始まります!!
この頃には月8回の休み!
少しずつ改善されていきます!
そして、僕はこの年の送別会で初めて涙を流します。
送別会の当日、せりのDVDを
もえか・まな・ありさが前に来て見に来ます。
そのシーンを見て
僕の原点であるおかげ小町の閉店
2店舗の成功
理念なく潰れかけた会社が生き返って行く様を思い出し、
涙が止まりません。
GWを終えると、いったん新井さんは神戸を去ります。
勝負の10か月の第3R
カワードの運命を大きく変えるお店が誕生します・・・
つづく。
Q:まだまだお店は増やしますか?
A:わかりません
今はまず労働時間の改善です!
ここは1年がかりで取り組みますが、改善したいのです!
もう少しお待ちを。
夏~秋あたりにはかかります!
新井さんが言ってた、やりたい8個のうちの1つです。
他所で働いて馬場ちゃんやもとき・豊田や軒君からしたら、月8休みで今の労働時間なら
優しいとは思いますが、もう少し改善したいと思います。
飲食業の永遠のテーマです。
カワードもそこまで特別な会社ではありません!
僕たちに出来る限界もあります!
時間もかかると思います!
でも、すぐに結果は出なくてもこのテーマには向かっていきます!!
そして、MTGしたり、試作したり、自分の時間に使ったり、
何より、普段の営業時間をもっと良い物に出来そうな気がします!!
人件費は30%です。
なので、利益の多い店舗を増やすとどんどん環境は改善されていきます。
そのためにも後少しの出店はします。
ただ僕はこうも考えています。
① 大切なのは店舗数でなく利益
② 新井さんの限界以上の出店はしない
③ 全店舗黒字である事
この範囲で行動します。
そして30%はみんなに還元していきます。
では本編
さて、【とってもこってりしたメンバー】で神戸店のOPENです!!
たぶん、この時の神戸店のメンバーで働けた人は、おそらく今後も
誰とでも働けるのではないのか?と思います。笑
先ずは何と言ってもこれでしょう!!
【100円ビール!!】
実はUNOでもオープン時にやりました。
そして、そこまで来なかったんですよ!
16:45
スタッフ『新井さん、外にいるのお客さんですかね?』
新井『おお!忙しくなりそうやね!やったるで~~~!!』
16:50
スタッフ『新井さん、結構増えてきましたよ!』
新井『まじか!俺1人でキッチンやるから2人は最初ホールやっといて!』
16:55
スタッフ『新井さん、行列出来てますよ!』
新井『だ、だれか早く来れる子いいひんかな??』
16:59
スタッフ『・・・・・・・・』
新井『とりあえず、ドア空いた瞬間ビール入れて行こう・・・』
OPENと同時にお客さんがなだれ込みます。
5分後には満席!
2人でホール。
1人でドリンカー
キッチンは0人
新井『やっとドリンク出し切った!たまりにたまった伝票を整理して・・・』
スタッフ『新井さん!追加ドリンクが止まりません!!』
こんな感じで、満席のお客さんの2杯目ドリンクを出し切って、
やっと新井さんがキッチンに。
まだホール1名、ドリンカー1名
営業中に包丁何て持つ暇もありません。
盛って良いのはポテサラを盛るスプーンのみ!
スプーンを持ったまま、ホールに出ます!
今自分が持っているのが、ボールペンなのか?ポテサラを盛るスプーンなのか?
それすらもわかりません(><)
洗い物は
シンクが溢れるというより、お皿がそびえたつ感じ。
右手も左手もジョッキを持ってる状態で、注文され続けます。
てへぺろ。
OPEN直後の地に足がついてないフワフワした状態で、来客数98名!!
昇天!!
2日目も100円ビール!!
もちろん昇天!!
さて、この初の居酒屋!
しかも神戸駅!
そして立ち飲み!!
知らない魔境の地に踏み込んだ新井さん。
今ではじげんやサンキタでやっている、1グラム単位の原価計算も、
ここから始まります!
出る数が今までと圧倒的に違います!
文字通り桁違いです!!
原価を見誤るとエライこっちゃです!!
そして、お造りのポーション、1人前の数、売値・・・
全てに超神経質になります!
実は神戸店はOPENして1か月でメニューが4回変わりました。
出してはお客さんの反応見て、
お会計してみては客単価を見て、
あかん!
まだ高い!!
この注文数でこの単価はあかんな。
よし!これはそのままで行こう!!
いや、ここは原価が低くてもOK!!
みたいな感じで、出しては変えて、
少ない、高い、多い、安い、原価かかりすぎ、など出す料理だす料理に、
お客さんの反応、会計時で判断の連続の日々。
1名様が多いお店です!
これは1名様で食べられるポーションにせんとあかん・・・
これはさすがに2名様でもシェアする様に・・・
何度も何度もメニュー変更!
試行錯誤を繰り返す日々。
伝票置くところ
お箸、醤油、取り皿・・・等のオペレーション。
スタッフの立ち位置・・・
どんどん猛スピードで改善。
アルバイトへのLINEもメッセージだけでなく写真で更新する日々。
たまに絵で書いて送ったりします。
4回目のメニュー変更。
本当に、書いてもらったスタッフに申し訳ない。
頼みにくいけど、お店の人生かかってるので、低姿勢でお願いします。
そして・・・
ドントットット・・・
ドントットット・・・
新井さん、この魔境の地で何かを掴みます!!
何かが何かは伝えにくいのですが、
一言でいうと、
(伝えてるやん!)
俺は今までここまでお客さんの事を考えて、本気で料理に向き合ったかな?
料理?いや、メニューと言うべきかな?
ホンマにこのサイズで良いのか?
ホンマにこの売値で良いのか?
誰がどの様にこの料理を頼むのか?
このあしらいは本当に必要か?
むちゃくちゃ成長させてくれました!
せいじに神戸店の店長を託す時僕は
『せいじ、価値観変わるかもしれへんで!』と言いました。
それは、立ち飲みだからとか、居酒屋だからとか、神戸駅だからとかでなく。
全部がド直球勝負のお店です。
気に行ってくれれば週に3回来る人もいます。
ホンマにメニューを作るのが、これほど考えさせられたお店はありませんでした。
10円でも売値はあげたい!
でも、お客さんに喜んでもらう金額設定は・・・
板挟みの値決めの日々。
そして、この値決めを僕は極力、全スタッフに参加してもらってます。
入ったばかりの社員でも新井さんは
『みっきー、これいくら?』
『うっちー、これいくら?』
1つは、他人の意見を聞く。1人よがりで決めない
2つめは、みんなに今のうちに商売や経営の練習に。
一変、接客はむちゃくちゃ楽しい!!
商いは飽きない。
飽きてる暇なんてありません!!
結果は、みなさんご存知の通り、、、
大成功!!
12月31日。
目の前には『湊川神社!!』
新井『もえか、たぶんむちゃくちゃ忙しくなるから16:00にお店開けて、
大変な1日になるけど、がんばろうな!22時にはあげるから!!』
もえかは19時に帰りました。。。
そして、、、
3か月後の3月には、、、
まさかの全店1位の売り上げに!!
やったばーーーーーーーーーーーい!!!!!
全店舗でこまじろの様にならんかな??
そんな思いでOPENしたZutto2店舗。
怒涛の10か月の戦いの半分が終わります。
ここから
こまじろ・垂水・神戸のアツいデットヒートが始まります!!
この頃には月8回の休み!
少しずつ改善されていきます!
そして、僕はこの年の送別会で初めて涙を流します。
送別会の当日、せりのDVDを
もえか・まな・ありさが前に来て見に来ます。
そのシーンを見て
僕の原点であるおかげ小町の閉店
2店舗の成功
理念なく潰れかけた会社が生き返って行く様を思い出し、
涙が止まりません。
GWを終えると、いったん新井さんは神戸を去ります。
勝負の10か月の第3R
カワードの運命を大きく変えるお店が誕生します・・・
つづく。
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