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第7話

第7話

Q:新井さん、会社がつぶれかけた時に結婚したんですよね?
奥さんは不安がっていませんでしたか?

A:ず~~~~~~~~~~~~~~っと不安がっていました。



会社がつぶれかけて、旦那さんがボロボロの状態で帰ってきて、
結婚して、おなかに子供がいて、、、
かなり負担と不安をかけています。

もちろん情緒不安定にもなります。

なので、僕にできる最低限の不安を和らげねば。

先ずは奥さんのマッサージとか家事手伝いでもなく、
三宮年金事務所に行きます。

会社で支払われる社会保険で一体どこまで賄えるのかを聞きます。

僕が死んだ時にどれくらい遺族年金が入るのか?とか
それが子供一人の場合、
それが子供二人の場合、
逆に嫁が先に亡くなった場合、等・・・

で、僕が無くなっても安心して暮らせる、生活費に必要になる分は生命保険に入ります。
※個人のアドバイスですが、生命保険から入らない事を進めます!
むこうも営業です。成績が欲しくてあの手この手を使ってきます。
それよりも、今会社が半分負担してくれている【社会保険】を
しっかり学ぶ事を進めます。
なかなかの優秀物です。
で、生命保険は最低必要額を逆算して加入する事を進めます。
※貯金として保険を使うのはアリです。
銀行よりも利息が良いので。



では本編


他エリア他業種・・・ハイリスク・ハイリターン
他エリア同業種・・・中リスク中リターン
同エリア他業種・・・中リスク中リターン
同エリア同業種・・・小リスク小リターン


これをこまじろを中心に2019年のカワードの店舗に置き換えると


他エリア他業種・・・ハイリスク・ハイリターン  神戸
他エリア同業種・・・中リスク中リターン     垂水
同エリア他業種・・・中リスク中リターン     じげん Zabou
同エリア同業種・・・小リスク小リターン     Sumibi



こういう感じです。

そして、これは意図して出店しました。
ホンマです。
昔はキックオフってやっていて、こういう戦略で出店するって公表しています!

さらにこれを立ち上げ店長ベースで考えると
ハイリスク・ハイリターン  神戸  新井
中リスク中リターン    垂水  亮太
中リスク中リターン    じげん 新井   Zabou 大ちゃん
小リスク小リターン    Sumibi つね


意外とちゃんと考えています。


ただ、Sumibiが跳ね上がった時が何回かあって、そん時はボーンと会社全体が上がります。
※決して馬場ちゃんにプレッシャーをかけている訳ではありません。



さて、そんなSumibiの立ち上げ

大切なのは【事業計画】と【損益分岐点】と【図面】


何パターンも作りますが、それでもあまり儲かりません。
ただ、、、
失敗も無いだろうと。
ここでも新井さんは【勝つ戦い】よりも【負けない戦い】を重視します。

小町からもこまじろからもお客さんをふってもらえる強み。

小町、こまじろの共通点が
11~13名の団体が取れない。
なので、11~13名の団体が取れる掘りごたつを作ります。

そして先ずは営業して、様子見て
① 回転取れるなら夜だけで24:00まで
② 回転が取れないなら、ランチをはじめる。

すみびはかなり【こまじろの姉妹店】を意識して作ります。
それくらい、当時のこまじろは凄かったです。

こまじろのおそがけのお客さんをすみびに!っていうのを考えていました。



結果はランチ開始になります。
この頃からインスタも始まります。
実は一番フォロワーが多いのがすみびです。

継続は力なり  ですね。


すみびのランチは実はかなり前から新井さんの頭に出来ていました。

当時のこまじろのランチの洗い物がすごく大変で
※今とは少し違う
たぶん、こまじろ立ち上げ時期は僕がほとんど洗い物をしていました。
※ふふふ。今とあまり変わらない。

その時に、洗い物少なく、又1回でバッシング出来る方法を考えていました。


そうです!!


あのランチは、、、


こまじろの洗い場から誕生します!!



いろいろやってみるものですね。


最初は16品の1の膳

いざ撮影!!

写真をとってる最中に新井さんが
『あと4個増やそっ!!』とむりくり増やしてみると、
やっぱりこっちの方がええやん!!って急きょ20品に。
この頃から新井さんは日本酒の世界にどっぷりハマっていきます。

樽酒とかやっていましたね。笑


あまりに原価が高いので辞めましたが、、、
もっかいどこかでやりたいな~~


小さいお店作りの難しさはありました。


どうしてもキッチンとお客さんの距離が近くなります。
すみびのお客さんって、カウンターに座ると、キッチン以外見る所が無いのです。


なので、キッチンが【お客さんを見る】【顔をあげる】意識がすごく大切になります。

僕たちは手がすくと、仕込みや用意・仕入れなどに行きがちですが、
ひとつ間違えるとず~~っと下を見ていて、
お客さんにひたすら自分の脳天を見せる事になります。

又、キッチンから出す【温かい雰囲気】は小さいお店では特に大切です。
カウンター席と、キッチンの間に薄いカーテンの様に壁を作るとお客さんも感じます。
入店した時、目の前にお客さんが座った時、お客さんが自分の目の前を通った時・・・
すべてにどうしても、キッチンの人が目につきます。

なので、前を向いて!笑顔で!

僕はすみびだと、極力前から料理を出します。
神戸やもときの様な近距離の接客ではない
【中距離】の接客をすごく心がけてやっていました。

なるべくお客さんに【安心できる場所】を作るために。

お客さんに、すみびのカウンターって良いよね~~って思ってもらえるように。
後日、まりんちゃんが【新井さんがいる時ってすみびの雰囲気違いますよね!】と言ってくれました。すごく嬉しかったです。
後、まりんちゃんは【新井さんはお皿の使い方が上手ですよね!】と
少し上から褒めてくれます。

ありがとうございます!
僕を褒めてくれたアルバイトはあなただけです!!


図面に関しては少し妥協もありました。

将来独立したい人は参考に。
導線が真ん中にある店は、効率が上がります。
こまじろ・垂水・じげん・魚のじげんなどです。
導線が端っこにあると効率が下がります。
Zabou・すみび
神戸は2つあります。

じゃ、導線2つ作れば?
これは1席減ります。

すみびの導線を真ん中にしたい!
でも、単価・雰囲気など考えると、すもびのC1のお客さんが端っこにくっつくのは、
どうしても【外れ席】みたいになりそうで、ここは泣く泣く端っこに。
真ん中だったらむっちゃ働きやすかったんだろうな~~




この頃の僕に狂気はありません。

すみびのカウンターの椅子が、むちゃくちゃ高級品な事くらいでしょうか?
※大切に使ってね。

すみびも立ち上げですが、そこまでがっつり入っていません。

現場半分。
社長業&事務作業半分。って感じです。



又この頃には、社員の休みも増えていきます。
給料もちょっぴり上がります。
賞与も出せるようになります。


倒産はこの時点ではありえません。
あの頃の会社に戻る事は【普通にしていたら】ありません。
新卒採用も始まって、



でも、、、、、


何度も狂気の様に働いてきた新井さんの、、、、



過去最大級の狂気が翌年から始まります。


つづく。
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